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カワシマン
身長185cmのセンタープレーヤーです。 今年は6月だというのにまだ4回しか練習してません・・・おかげで、どんどん太ってしまってます。が、秋には大会出場予定! ミニバスのコーチ・監督を経験し、息子が生まれた頃に夢に描いた『同じコートに立つこと』を指導者と選手の関係で実現! また去年、中学にあがってからは親子一緒にクラブチームの バスケ練習に出掛けることも出来ました。 まさに一緒のコートに同じプレーヤーとして立ち、 パスを出して、シュートを決めてくれるの関係を体現しました。「バスケばか」として、極上の幸せもんです (^_^)v 今はまともにプレーする年齢としては限界を感じつつ、 いろんなバスケの普及を考えています!
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2006年09月06日

世界バスケ終わる

あっという間でしたね、バスケの祭典!
ほとんど生放送/録画観戦/生観戦で精一杯の3週間でした。



 


2006年、夏の思い出として書き残しておこうと思います。



 


大会初日の8月19日にドイツ vs. 日本をテレビで観て、ノビツキーが本調子じゃないなぁと見たが、実際は大会を通して、平均23.2得点/平均9.2リバウンドと、オールラウンドな数字を残した。
ただ、ブロックされたり精彩を欠き、ファイナルラウンドでの勝利にあまり貢献出来なかったのが残念だったろう。もうひとつでも勝っていればベストファイブに入ったかも知れない。



 


20日には、アメリカ vs. 中国を観て、ヤオミンがいてもアメリカにどうにも歯が立たない中国から「アジアのレベルの低さ」を痛感。



 


21日は、日本 vs. パナマの勝利に胸をなでおろす。このころから当サイトのアクセスがアップ!例によって五十嵐関連記事へのアクセス。その後、凄い勢いで10000アクセスを突破。



 


23日からは、出張。ホテルで日本 vs. ニュージーランドで虚無感を味わう。と同時に「これが実力なんだ」と言い聞かせる。



 


26日に出張から戻り、録り溜めたアメリカ vs. イタリアや、スペイン vs. アンゴラなどを観戦。
アンゴラはグループ3位だったが、スペインに5点差、ドイツに10点差で敗れていることを考えると本当に強いチームだった。
ドイツがグループラウンド最後にむきになってアンゴラを倒したが、試合中から不思議に思っていたことがある。B組3位だとアメリカとのベスト8での対戦を避けることが出来たのだ。ギリシャよりも、アメリカを選んだ上で敢えてアンゴラに勝ったと言えるが・・・体力を温存する手もあったのではないだろうか?



 


27日、いよいよさいたまスーパーアリーナへ。息子がアメリカ戦を観たいということで賭けた午前チケットが的中。(ベスト16確定後に、組み合わせ/開催時間が決まる仕組みだったので事前に観れるかどうかはわからなかった)ドイツ vs. ナイジェリアは本当にいい試合でナイジェリアのラストショットまで観客がナイジェリアを応援したのが印象的だった。



 


29、30日は、それまでの戦いを観ていれば、順当勝ちするのは誰の目にも間違いなかった。
それまで全勝チームが4チーム出揃った!結果論だが、バランスのいい予選4グループだったと言える。
グループラウンドの抽選はまったくの条件無しだったとすれば、ギリシャ vs. アメリカを生んだ組み合わせの妙は、大会のイメージアップに繋がった。アメリカがアルゼンチンでもなく、スペインでもなく、ギリシャに負けたことに意味があった。(ちなみにヨーロッパ1位として今大会に参加しているので、ヨーロッパ勢としては当然というかも知れない)



 


9月1日の試合は、すさまじかった。アルゼンチン vs. スペインの死闘は大会ベストゲームだ。準決勝の戦前の私的決勝勝ち上がり予想はアルゼンチン vs. アメリカだが見事に破れた。しかし、ベスト4からトトカルチョをやっても、当たる確率は相当低かっただろうと思う。


 


アメリカにあとが無くなったとわかった頃の彼らの顔から生気が引いていくのが見て取れた。その顔はまるで日本の若手がニュージーランド相手に4Qで見せた顔を同じだった。両国ともに、そんな顔になる前に策を講じなければいけなかったんじゃなぃのかぃ?その策が試合中にトライできないものであれば、今回の負けは実力だと言えるだけ・・・そんな感じがした。



 


翌2日の3決は、死闘後のアルゼンチンが世界王者を逃したショックから立ち上がれなかった。敗因を語るヘッドコーチのコメントは、日本がスペインに大敗したあとのジェリコのコメントと全く同じものだった。
アメリカは、なんとしてもメダルを!の意地でもぎ取ったが、世界の勢力図を変えることが出来なかった点で今後アメリカのチーム編成や練習の時間の取り方に議論を呼ぶこととなりそうだ。



 


3日の決勝は、ディフェンスからの勝利でバスケット本来の姿を垣間見せられた。
ゾーンとマンツーの併用など組織的な防御から、組織的な攻めを展開したスペインが圧倒した。
組織力の源泉は、ジュニアの頃から築き上げた(ジュニア時代に同じようなメンバーで世界一に輝いている)ものだと知り、ハビットスポーツの意味を噛み締めることになった。アメリカは大会前3日間の合宿だから言うまでもないし、日本は3年掛かりだったが組織的なプレーを構築出来ずに終わった。


 


朝日新聞の8/26のスポーツコラム「萩原美樹子の目」で、女子が20年振りに参加したアトランタ五輪後に大敗し、世界と闘えるようになるまでは5~6年不動メンバーでやったと諭している。そして、「今の男子代表は葵果実のようなもの」と称した。実は必ず熟すであろうから、ドアをノックし続けることをやめないでほしい、と示唆した。自身全日本女子のヘッドコーチを断った経緯もあり、含蓄のある言葉だ。


 


また、スカパーで決勝の解説をした小野秀二さんは「『心技体』の心が乱れたらいいプレーに繋がらないことが勉強になった」「ディフェンスのいいチームが勝ち上がった(ことを見直して欲しい)!」と最後にコメントを残した。原田ユカさんは「チーム一丸となることでパワーがでる」と強調した。
二人から日本バスケット協会へのメッセージとして受け取るべきだろう。


 


ともあれ、ヨーロッパ勢がベスト4に3チーム入り、どこが優勝してもおかしくなかった。ドイツとて、ノビツキーの調子とゲームの流れが合致していれば、どうだったかわからない。それだけ欧州の上位だけで世界のトップを取り合っている構図と言える。



 


こうして世界バスケはセミの鳴き声と共に幕を閉じた。

 

 

広島ラウンド・サイト には、以下のようにメッセージを載せている。

 

 

この感動の5日間が、日本の男子バスケットボール界の大きな一歩になるように、これからも応援し続けましょう

  

2006年08月30日

折茂選手がのこしたもの


今回の記事はスポーツライター:三上太さんのブログ【バスケ徒然草】の記事「これからのために・・・」に呼応して書く。



三上さんの折茂選手評「大会が始まらないとわからないほどの小さな溝」はキリンカップの試合前のシュート練習時点で垣間見た気がしていた。


リング2個を使えたのに、選手の年代でスッパリと分かれていた。(12の代表の椅子を賭けていた時期だからライバル同士な訳だが)折茂が川村のシュートフォームをチェックしてあげながら談笑するといった光景を見たかった…


でも本戦では、そんな部分や連携面で少し埋まった溝を魅せたくれた気がする。


それがあったからこそ、折茂談の「今になって、ボクも代表の大切さがわかってきた」に多くの後悔の念をみた気がし、TBSディレクタTさんのブログで読んだ『折茂の涙』がそれを象徴したようだ。


36歳でやり直しは出来ないけど、日本バスケの環境がそうさせただけで、折茂の過去の選択が間違っていた訳ではないことを彼自身が整理付けられるまではしばらく時間が掛かるのかも知れない。




でも、バスケあるいは折茂選手を知らなかった新たな観戦者に「日本一のシューター折茂ここにあり!」と披露(マスコミは取り上げなかったけど全試合2桁得点は折茂だけでは?)し、記憶に残ったことは輝かしい彼の功績の1ページであり、彼はそれを誇りにして欲しい。


そして、その折茂の世界選手権での姿は、これからのバスケ界の【目標】になると疑わない。


ベスト16のドイツvs.ナイジェリアと、米観戦から家に戻ったときに息子には「190cmになって、折茂になれ!」と伝えた。JBLや今大会でのフリーになるための動き方、シュートフォームでの肘の使い方などを見せようと思ったからだ。



「若手が折茂を当てにしてたか?」という三上さんからの命題についてはそうではないと考えたい。
少し心身が弱まったことで逃げただけではないだろうか。少なくとも若手はW杯日本サッカーが酷評されたような「シュートすることを拒んでパスに逃げた」訳ではない。そういう意味ではプライドを賭けて前向きにトライした。
ただそれがクリエイティブに場面を作ることに徹し、確実に得点することに執着できず、個人プレーにしかならなかった・・・これは精神面よりも場数の経験の無さであり、視野の広さ・思慮の深さにまで関係するスキル部分だろう。


JBLでは個人プレーをする機会はそんなに多くなく、外人選手の独壇場。
今回の結果はハビットスポーツゆえの悲しさだ。上にあげた状況判断力の源について、駆使する場面の経験が足りなかったのだ。
その上、1on1で切り抜ける経験も少ないという二重苦を背負っていることになる。


これまでわたしは国内リーグにおいて外人歓迎派だった。しかし代表強化のためには、トップリーグでは女子バレーのように外人禁止も必要だと今わかった。
(今後のプロリーグでの)代表選手のプレイングタイムを、協会が真剣に考えるきっかけになった参加結果とも言えるのではないだろうか。


ただ、ベテランにも体力が無かっただろうが若手にもニュージーランド戦の残り5分には体力は無く、顔に生気が見られなかった。それはTBSの放送でゴール下からレポートした塚本さんだったと思うが「足にきてますねぇ~。シュートがショートしてますから」という言葉が全てを物語った。コート上にいる選手の運動能力を上回るだけの駒が他にいなかった・・・その無念さを覚えた。
この辺は代表に限らず、きちんと中学・高校でのバスケ用のトレーニングの仕方の指針を協会が出すべきだと思う。
数ヶ月海外で合宿を組んだ所で爆発的な進歩となる訳はないのである。
こういったことも考えて、改めてバスケはハビットスポーツだと痛感する。



折茂は、スタメンで長いプレイングタイムを重ねてきたことで地道に創られてきた「体」「心」「技」を持っていたことを忘れてはいけない。


わたしは彼が大学のリーグ戦優勝決定シーンで、初めて先輩から回ってきたパスを受け、ラストショットを決めたシーンをこの目で代々木第二で見ている。その時から彼の経験の深さの積み重ねが始まっていたはずだ。誰も真似のできるような経験ではない。
また「ファイブ」を読み、ライバル佐古と共有し続け、切磋琢磨してきた点を知った。二人ともに経験をぶつけ合い、成長し合った歴史があったと知り、なるほどと深く感銘を受けた。






  

2006年08月25日

国際大会の怖さ

日本 vs. ニュージーランドをTBSで一昨日深夜観戦した。

五十嵐の表情は、チームリーダーとしての自負と自信に満ち、コート上で各選手に声を掛けていた。その姿に高校・大学の先輩:佐古選手の影を見た気がした。
本当に五十嵐は一皮剥けた!
これだけマスコミにとりあげられていることは意に介さず、代表プレーヤーとして自分の資質に磨きを掛け、この大会でプレースタイルをも成長させている。



この変化を画面を通して見ることが出来た裏には佐古選手からのエールに応えるべくトライした五十嵐のプライドが覗けて見えた気がする。





朝日新聞は大会前から高校野球の次に世界バスケを大きく取り上げてきた。他紙の具合はわからないが、女子バレーより写真も写真を含む記事が紙面に占める面積もデカイ!



試合記事とは別にコラム欄や特集で、レジェンドやbjリーグを引き合いに出し、国内バスケ事情を紹介してきた。取り上げたい内容がいくつかあったが時間が無く今日に至る。



ニュージーランドとの決戦日の朝刊のコラムは佐古からのメッセージだ。
一貫して、コミュニケーションとバランスを強調している。(引用して紹介したい)



『日本が3戦目で初勝利を挙げた。自分としてもすごくうれしい。』



『第2戦のアンゴラ戦はもったいなかった。身体能力ではとうていかなわないアフリカ王者に個人で勝負を挑んでしまい、日本がやりたいバスケットを相手にやられた。』



『前日の初戦で強豪のドイツに善戦できて、自分たちは力があると錯覚したのだと思う。チャレンジ精神を忘れていたとは言わない。が、チームでなく個人のチャレンジになってしまっていた。』



個人のドリブルに頼る場面の多かったアンゴラ戦とは違い、ショートパスがよく回っていた。』

 →ドリブルミスがニュージーランドでも目立った。3回程あったろうか、やってはいけないミスだったが、これもプレイングタイムをこま切れに与えられ続け30分近くプレーしたことのない経験不足だったように思う。譲次のシュートミスも同様だ。ニュージーランドの目一杯のディフェンスと張り合ったことがボディーブローのように効き始めた4Qの頃には譲次の顔からは生気さえうかがえない程だった・・・



『アンゴラ戦では一度も組まなかったハドルもパナマ戦では組んでいた。コミュニケーションをとり、チームとして戦えたことが勝利につながったと思う。』



経験を積んだ佐古からの的確なアドバイスだったのではないだろうか?

同様の気持ちを語る人を見つけた。佐古と同級で、同様の経験をしてきた元全日本女子のシューター、元全日本女子アシスタントコーチの萩原美樹子さんだ。佐古賢一オフィシャルサイトのGuestRoom Vol.5 に見つけた。





sakoken.net 佐古賢一オフィシャルサイト



ニュージーランド戦での前半の精神状態は、ホームの応援に応えラストチャンスをものにするぞ!といった意気込みが前面に出ていたが、後半は別人だった。
リードをよそに「どうやったら勝てるんだろう?」と模索し続け、勝つためにファウルをセーブし守りに入ったことでターンオーバーを呼ぶという空回りをしていった。
網野の怪我というアクシデントが網野のプレイングタイムを削ってしまったことも痛かったが、やはり折茂をフリーに出来なかった点が課題として残った。
派手ではないが手堅いディフェンスを敷くニュージーランドに、うまいように先回りしてチャンスを潰されていった。とは言うものの神懸かり的な折茂のシュート成功率は国際試合では彼のベストゲームと言っていいのではないだろうか。バスケファンの目に胸に、そして折茂ジュニアの心に刻まれたことと思う。



柏木・節政をPGとして使えないと戦前から判断しての起用方法だったが、その判断が特定選手のプレイングタイムを長くし、4Qに踏ん張り切れなかった点が悔やまれる。
ジェリコの采配というよりも、これが日本の体力面の実力(民族的な筋力などの特性)だということだ。



明日の奇跡よりも、今日の現実を見つめることを忘れてはいけない、という佐古・萩原さんのメッセージを今一度噛み締めて欲しい。



  

2006年08月22日

日本代表 パナマ戦の評価

パナマ戦を観て、戦前の私的対策と対比させて検証する

●リバウンドを頑張る!

敵ガードのランニングジャンプしての飛び込みバウンドについては、無かった。
これは身体能力としてパナマのガードが敵センターの後ろから飛び込むだけのものが無いというだけで、ニュージーランドあるいは決勝ラウンドでの対戦相手にそれがないとは言えないため、是非強化して欲しい点だ。

●ドライヴインからのレィアップを決める!

連続得点した桜井がディフェンス側に背中を預けてのレィアップで得点するシーンのスローが見れた。やればできるのだ。

しかし、試合を通して、アウトバウンズにも、ファウルにもならずに、レィアップをブロックされたケースが3~4本はあったのではないだろうか?(いや、もっとか?)まだまだ勿体無い感が強く、これだけで8点をみすみす失っているという改善意識は必要だろうと考える。

次のジェリコの指示は「積極的に突っ込め、そして決めろ!」として欲しい。

●シューターをフリーにさせる

折茂がビビッて撃っているシーンもまだあったが、協力者:スクリーナーからの手渡しパスを受けて余裕でスリーを決めるシーンが3度程あったと思う。まさに私案が的中したシーンだ。そして折茂は確実に決めてくれた。

川村も気持ち良く一本決めたが、形勢が有利になった頃で敵の集中力も切れていたと考えられ、今後も同じようには決められないと認識を改める必要はありそうだ。

●集中力を切らさない

”おごり”を捨て、皆が後が無い状況を理解し、目一杯頑張り、集中力は維持できた。

古田が何故か37分のプレータイムだったが、大治や伊藤に集中力が無かったとは思えず、何かあっての起用だったのだろうと感じた。次はツインズのスタメンすらありそうだ!

・今夜ツインズのドキュメンタリー番組がTBS深夜 0:25~0:55 より

解説での佐古@アイシンの指摘「ただ突っ込むのではなく、バランスを取り、パスを回し、プレーヤーを走らせるゲームメークが必要だ」という点で節政が役目を担うべきだったのだろうが、若手のイケイケの雰囲気に馴染めずターンオーバーを犯し引っ込められた。いよいよ節政を使うタイミングが難しくなったが、むしろチームとしてケミストリーは生まれているので、節政を優勢時には使わないことになりそうだ。


●ゴール下の攻防

なし。


リバウンドとドライヴインからのフィニッシュ、アウトからのシュート確率が勝敗を決めるだろう。
  

2006年08月21日

日本代表に必要なプレースタイル



パナマはドイツよりもアンゴラに似ている体格とのこと。具体的な対策は立てやすいだろう。スカウティングは、しっかりできていることだろう。
何点か自分なりに対策を書いてみることとする。


●リバウンドを頑張る!


 実はアンゴラ戦では敵ガードがランニングジャンプしての飛び込みオフェンスリバウンドが多かったようだ。
これを防ぐには外で守っているガード陣が正体してのブロックアウトをし、ゴール下への侵入を絶対に防ぐ必要があります。これに成功しなければ結果は同じものとなる・・・オフェンスリバウンド20本取られては戦いにならない。


●ドライヴインからのレィアップを決める!


 アメリカ vs. プエルトリコの試合を観てわかったのは、アローヨのドライヴインでの体の使い方とシュートのタイミング。


右45度からのドライヴインはシチュエーションは五十嵐や桜井や柏木がたまに見せるケースと全く同じなのだが、ディフェンス側に背中を預け、かつ右手からボールを放つタイミングが一瞬早い。ひじが伸びきる前スッと手首だけで撃ってしまうため、ブロックをしようかと構えた時にはもうボールはボードに当たっているような感じだ。
その時、アメリカのゴール下には濃紺のユニフォームに包まれたプレーヤーが4人いたがゴールに吸い込まれるボールをただ見るだけだった。


ドイツ戦で柏木が第3クォーター残り1分13秒に決めたドライブからのレイアップは、彼らしくディフェンスに飛んできたディフェンダーに背中で当たり相手を飛ばしてから、腕を伸ばしてのものだった。クロアチアで体力測定してそれまでの記録を破ったのが柏木という体力の強さを持つがゆえの芸当で、バスケットカウントのおまけまでついた。


柏木の真似は他のガードにはできないが、アローヨの体格は五十嵐や桜井に近い。
彼らは突っ込んでレィアップを放ってはブロックされることをこの2戦とも繰り返していたが、あれは正直過ぎる。まともに体の向きを45度に進入し、片手を目一杯伸ばしてのレィアップは絶対にブロックされることを充分理解したハズだから、竹内に守らせてブロックされないアローヨのような体の使い方とシュートタイミングを身に付ける練習をする必要がある。(しかし、現地でのコートの練習時間が制限されているようで・・・)


原田さんのレポートを聞くと、ジェリコは「積極的に突っ込め!」という指示を出しているらしいが、その突っ込んだ後のフィニッシュの仕方を教えていなかったようだ。


●シューターをフリーにさせる


シュート確率の悪さは「充分にフリーな状況」で撃っていないことが原因だ。


ディフェンスに対峙しながら撃った折茂の肘がビビッて伸び切っていない点に注目して欲しい。彼がシュートフォームを崩す場合はディフェンスのプレッシャーを感じている時で自分よりも身長もジャンプ力もあるプレーヤーを前にシュートを狙っても簡単にブロックに遭うことがわかっているからこそ折茂はクイックモーションなどに切り替えるが、なかなか決められない。


日本チームはスクリーンを使ったりして彼をフリーにさせることに注力するべきだ。
日本では、一人でフリーになってボールをもらうのが一番うまいと言われる折茂がその技をもってしてもフリーになれないのであれば協力者を付けるべきだ。


川村も、協力者がいれば決めることが出来るだろう。ただし、それでも決まらないのは折茂との経験の差だがこれは埋めようにないだろう感じがしている。この感じを裏切って欲しい。


●集中力を切らさない


一人でドライヴインに挑み、ことごとくブロックされ床に叩きつけられたのは、ドイツ戦でプレーが通用すると考えた”おごり”があったに違いない。


解説の佐古@アイシンが言っていたが、ただ突っ込むのではなく、バランスを取り、パスを回し、プレーヤーを走らせるゲームメークが必要だと強調した。


わたしには、集中力が切れて佐古が指摘するような重要なことを考える余裕がなくなり、単に突っ込んだだけのようにすら見えた。一本一本を個人技のトライアルにするのではなく、もっと大事に確実に決めて欲しいものだ。


●ゴール下の攻防


敵チームから見て、ビッグマンによるゴール下のシュートは無い、と見切られてしまったことを跳ね除けるだけの頑張りが必要。敵にとって、ゴール下でのシュートを狙うことなく、外から入るのが折茂だけだとわかっての防御はあまりにも簡単過ぎる。大治がグィグィ、公輔がスィスィとゴール下を決めていきディフェンスを収縮させなければ折茂にスペースを作ってあげることはできないのである。


 



以上だが2時間後に迫ってしまった。観戦ポイントとしてチェックされたい。

  

2006年08月20日

日本代表の”プライド”

日本 vs. ドイツ
日本代表はホスト国として面目躍如の70得点で、本番で”プライド”を保った。
ゲーム中継で、アナウンサーが「大学生(竹内)がノビツキーにマッチアップすることはあり得ませんから」と話を振ったのに対し、解説:佐古元代表は『いや、大学生と言ってもナショナルチームのメンバーですから!(そんなアホなこと言ってるんじゃない)』と諭し、日本代表の尊厳を守ったのがとても印象的でした。

五十嵐が予定通り、彼の持ち味を存分に発揮でき、折茂がコンスタントに2桁得点し、節政が形勢立て直しの3ポイントを沈め、竹内ツインズはノビツキーをブロックしたり、ダンクを決めるなど、良い事づくしでした。網野/桜井なども期待通りの働きをし、キャプテン:古田もナイスパスを2度披露したり、大治も9得点と稼ぐなど、30分後に迫ったアンゴラ戦への布石を打った。

ちゃんと見れば「日本もなかなかやるじゃん!」という試合内容だったことが、開幕して一番うれしい。
2勝へのいいスタートをきれた。

スカパーで生観戦したが、他のゲームも生や録画で見たので少しだけコメントしておく。

アメリカ vs. プエルトリコ
アメリカらしいバスケを展開したが、それほど見所は無かったように思う。
初代ドリームチームの一個一個のプレーを作る余裕がやはり無い、、、先行き怪しい。
アメリカ戦ながらも客の入りが7〜8割くらいじゃなかったろうか?もっと怪しい、、、

アルゼンチン vs. フランス
トニーパーカーが親指骨折とかで欠場でフランスやや不利ながらも、とてもいい試合でした。
※今大会2試合目の保存版
試合内容もさることながら、会場のバスケットの楽しみ方がすばらしい。
常にいいプレーには反応し、ウェーブを楽しんだり、惜しみない拍手を送ったり、バスケの見方/楽しみ方を知ってると画面を通して感じた。いい試合をたくさん生みそうな会場だと感じた。
客の入りは札幌よりも埋まっていました、、、ここからも観る側の気合いが感じられました。

中国 vs. イタリア
ヤオミンは、始終しかめっつらでの30得点しての敗戦、、、本調子ではないのだろう。
録画をきちんと観てないが中国は苦しい状況と思われる、、、  

2006年08月17日

Zeljko Japanへのエール



HDDレコーダーの空き容量が少ないため、「世界バスケ」に備え、ダビング・削除した。
ほとんどは削除となったため、ポイントを書き留めて、世界バスケ開幕へのエールとする。



【1】全日本学生選抜(U-21)戦



ジェリコHCコメント>
「折茂と節政は信頼している」とし、「フィジカルがまだだし、チームがバラバラだが他の選手には自分達の力で出場機会を勝ち取って欲しい。」



原田さんコメント>
「ライバル心を持って強く戦っている」



後のキリンカップなどを見ると意志の疎通が完璧ではないが、チームとして煮詰まってきた姿が見られる。折茂はスタメンの座を揺るがないものにしているし、節政は流れを変えるべく重要な役割を与えられている。



折茂と共にシュート練習をする川村に「折茂さんのシュート率がスゴイ!」と言わしめたようだが、川村よ、それでは日本のシューターの名を背負うには遠いぞ。



折茂は「世界バスケへの道」のインタビューで [ プライド ] と色紙に書いた。自分はこれまでスタメンにこだわってきたがトヨタ自動車でシックスマンをやって優勝した 2005-06シーズンの経験を買われて今回全日本に呼ばれたことを意気に感じ参加したと、説明した。彼のプライドがチームを救うことだろう。



【2】イタリア合宿後



ジェリコHCコメント>
中国戦で(連携プレーがうまくいき)「チームとしてまとまってきた」
「(合宿の)目的のほとんどが達成できた」とすがすがしい顔で言った。



もしかしたら公式コメントでは厳しい評価を下していたジェリコは、この時と最後の12人発表の時にだけチームを誉めたのかも知れない。奇跡を起こして欲しい!



【3】長崎合宿後

仕上がりの良さにご機嫌で自分から原田さんに近寄りコメントを残したとのこと。
この頃から丁度1ヶ月が経ち、コンディションをピークに持ってきているのだろうか?



【4】竹内公輔インタビュー(5/27)



NBAを最終目標にしていると吐露し、「スカウトの目に留まりたい!」と夢を語った。



4月中旬にBSで放送された バックス vs. ヒート のゲームを見てみた。ジェリコがクロアチア代表チームで育てたNBAプレーヤーのうちの一人:クーコッチ@バックスに注目すると、センターにディフェンスでつき、ヒート相手にリバウンドを取りまくって(8本)、得点も2桁(11点)をあげていた。しかもオフェンスではチームがスターに育てたいベルに常にパスを供給するという黒子に徹してもこのStatsだ。



竹内らよりも少し身長が高いながら、ブルズでは3番あたりでプレーし、外回りでのプレーを中心に行なっていたが、キャリアを重ねビッグマンのいないバックスでは5番、4番を無難にこなしている。



クーコッチを知る人ならば、骨格の作りは竹内よりも細身で、現在もブルズの頃よりは筋肉はついているが細いイメージは変わらない。クーコッチがNBAで、しかも直後にプレーオフ・ファイナルを制覇するヒート相手にこれだけのパフォーマンスを出せるポテンシャルは、フィジカル面もさることながら、メンタル面も強いのだろうと感じた。勿論、ジョーダンやピッペンと共にチャンピオンリングを手にしているという経験は言うまでもないが、バスケットのベースをクロアチアのクラブで、そしてジェリコに叩き込んでもらったことで身に付いたものだ。



竹内がこの数年でどれだけジェリコに仕込んでもらえたのか、本番で存分に披露して欲しい。



【5】五十嵐の夢



8/14のJSportsのインタビューで五十嵐が語った夢は、「田臥と(同じ海外で)対戦してみたい」と同級で結構仲が良いながら、これまでのキャリアでチーム対戦したことが無いという関係が言わせたセリフだが、所属する日立とプロ契約をしたこともありオファーがあれば海外に進出できる用意をしたのだから、是非本番で田臥に並ぶ評価を得て欲しい。



田臥はごくごくPG的なプレースタイルでNBAなどでは「得点力」が課題と言われ続けた。一方で五十嵐は、所属チームでは2番:SGで活躍し得点を武器にしているが、ジェリコに見込まれ全日本に入ってから1番にコンバートされた経緯もあり、二人のスタイルは対極にある。パスセンスは田臥に全く及ばないが、得点力は五十嵐が優位にある。



ここで田臥の名誉のためにフォローしておくが、彼の親友:伊藤聡士さんが雑誌「中学バスケットボール」に寄せているコメントには「(サンズでのNBAデビュー戦で)3ポイントシュートを決めたことが驚かれていましたけど、ああいうシュート、中学時代から外しませんでしたよ」と援護していた。



これは佐古選手が 8/15 の NEWS23 で全日本への抱負を聞かれ「シュート確率をよく!」に通じる。入れるべきところで決めることを田臥も佐古も体現してきた。
五十嵐にとって、本番でその力を見せることが日本の勝利に貢献する術だ。



【6】News23



ここ連日のNews23では Yao Min と King James を全面に押し出して、世界バスケへの注目を集めようとしている。Yaoのスピンムーブやパスさばきを見せたりして、バスケットのプレーの華やかさも見せている点で脚光を浴びる可能性を秘めている。

網野や桜井のインパクトのあるダンクや、柏木のアグレッシブなディフェンスなども欲しいところ・・・いかんせん五十嵐の顔のアップとレィアップだけでは、なかなかバスケがなんぞやというアピールが小さい点が気になった。日本チームをもう少しクローズアップして欲しいところだ、TBSは日本チームの試合しか中継しないのだし・・・



【7】世界バスケへの道



原田さんはさすが元全日本女子として五輪参加もしたオーラがあるのだろうか、選手にとっては大先輩だ。原田さんのリポートは的確でわかりやすかった。世界バスケ開幕10時間生放送でも司会を担当するそうだが、今後もバスケ界のために活躍を期待したい。



最終回の中原チューさんのコメントに、「楽しめ」「発想を大事にして欲しい」というのがあり、とても印象的だった。



コート上で楽しむことは不必要な緊張を無くし、頭の働きも通常と同じようになり、筋肉も過度に固まらずに力むことなくプレーが出来る。日本におけるこういった精神状態の作り方を常に訓練している場は少ないだろう。



また、バスケのプレーはフォーメーションという作った動き以外については、同じシチュエーションに遭遇することは稀で、常に瞬時にその場の全体を視野に入れ、最善策が何かを考え選択することの繰り返しである。その瞬間、瞬間でイマジネーションを働かせてプレーを作ることが必要とされる。
これらについてチューさんが大学のチームで指導者として取り組んでいるとのこと。

こういったメンタル面の成長も、本番で見せて欲しい。

  

2006年08月14日

もえ&永井、世界バスケサポーター

TBSのCFを見て、「世界バスケ」のスペシャルサポーターに起用されたことがわかった二人だが、いつ、どこで、何をするのか個人的に知らなかった。今ネットニュースでやっと知った次第・・・ f^^)

もえちゃんは20日のアンゴラ戦の会場(広島県立総合体育館)に駆けつけるそうだ。
決勝トーナメント進出へのキーとなる試合の勝利の女神となって欲しい!

押切もえファンが会場前にわんさと押し掛けそう!?


 ・押切もえ オフィシャルサイト

 ・押切もえ オフィシャルブログ 『Moemode

 ・押切もえ - Wikipedia

  

2006年08月10日

世界バスケ:仙台ラウンド視察・・・?

夏休みで仙台に行きました。





「七夕まつり」の真っ盛りで、涼を少しだけ楽しめました。







【写真1】世界バスケの「のぼり」が、(画像左の)アーケードの柱にたくさんあがっていました。壮観でした。仙台ラウンドも熱くなっているようです!



【写真2】EAGLESVAGALTAと「89ERS」が一本の竹飾りに吹流しとして共存しているのを見つけました。(クリックすると画像は拡大します!)



Yuyake 【おまけ】帰りの高速道路で車中から撮影した夕焼け

  

2006年08月02日

「バスケットボールパーク2006」

東海地区で「リーガ東海」を運営する団体バスケットボールクリエイトが主催するバスケイベントです。メインとサブ5面全てを使って、丸一日実施される大規模で、かつ内容てんこ盛りのイベントです。





8月27日(日)小牧パークアリーナ
http://www.bb-create.com/BBP/index.html



◆3ポイントコンテスト


リーガ東海オールスター



 
クラブチームトライアウト
 バスケットボールクリエイトが立ち上げるクラブチームのトライアウト


 参加希望は延田(ノブタ)さん宛に連絡!
 バスケットボールクリエイト
  TEL:0568-56-5940 nobuta@bb-create.com



◆3on3ゲーム
3on3@bb-create.com
代表者の名前、連絡先(電話、メール)、参加部門(男、女、混合)チーム人数で応募可能



◆塚本清彦クリニック


ヒューマンアカデミーバスケ学園長:塚本清彦氏や
中原雄氏、外山英明氏によるバスケクリニック



<対象A:小学生低学年親子参加25組限定>
<対象B:小学生高学年50名>


nobuta@bb-create.com  担当/延田(ノブタ)
代表者の名前、連絡先(電話、メール)、参加人数で応募可能

 

東海地区のバスケの今後がみれるのではないでしょうか!近県の方も是非足を運んでみてください。












  

Posted by カワシマン at 18:07Comments(1)TrackBack(0)街で見つけたバスケ

2006年08月01日

「企業スポーツ」から「プロスポーツ」へ(その1)


時間が空いたが、「企業スポーツ」と「プロスポーツ」の比較をしていく。


まずは、日本・韓国・台湾以外には見られないという企業スポーツについて見ていく。


「企業スポーツ」のあゆみ


・戦後復興以降の経済成長時の企業育成政策
 企業が保養所・体育施設を作ることが奨励され、その建設には免税措置が取られた。


・企業クラブ強化にスポーツ優秀な学生を雇用


・各競技団体は興行収入からチームへ利益分配せず


・体育施設の管理費・遠征費などは企業負担


・JOCがスポーツ賞を授与しているが社会的評価は変わらず


・地域貢献の手応えなく宣伝効果を感じなくなり廃部が相次ぐ


というように、長い年月、教育現場や企業に生活支援と練習環境を頼ってきた惨状が今あるようだ。



「企業スポーツ」の弊害


企業スポーツの持つ企業対抗戦の形は指導者の横のつながりが希薄となり、技術向上ノウハウが広がらず、国内全体として競技レベルが上がらない問題を抱える。
更に、国内の企業対抗の大会優勝を最優先とし、全日本チームに選手を出さない企業チームがでてしまう。


オリンピックを見ると、欧米の選手は弁護士などの職業を持っていることもめずらしくないが、日本では該当競技の強い企業に所属するしかない。
このことは、職業選択の自由がなく、学校卒業後にスポーツ競技を継続するかどうかを迫られることになる。このことはスポーツに親しむ文化を発展させず、また企業スポーツを選んだ選手のセカンドキャリア問題を生んでいる。


そして企業名がチーム名となっていることで壁となり、「ファンが限定される」「自治体の協力を仰げない」「市民参加が難しい」といった環境から抜けられない悪循環の中にある。



バスケ界の中でのもがき


プロ契約選手を抱えながらも、キャラクタ商品化もせず、華やかさをアピールできず、また興行が収入とならないために、PRもできず、PRしないからファンが増えないというのがJBLの状況と考えられる。


プロの必要性を所属企業に訴え続け、3年してプロ1号となった外山選手は引退後の月刊バスケットボールの対談で「(プロ契約という名の)契約社員化はいまだに軌道に乗らず、後進の道を狭くした」と後悔の念を示した。


トップリーグが活性化せず、バスケ人気を呼ぶハズのプロが名ばかりのものとなり、バスケ普及力に乏しいのが実情である。



日本独自の企業スポーツ


広告塔の"走り"は、読売新聞初代社長:正力さんが販売促進のために球団を持ち、テレビとメディアミックス戦略を進めてきて、今でも巨人がプロ野球界を牛耳っている。(この宣伝策に対抗したのが朝日新聞で、高校野球を美化した。)


巨人軍には営業部がない代わりに、読売新聞社の販売店などがチケット販売を担う他は東京ドームでしか買えない仕組みとし、プレイガイドなどには流通させないという親会社の戦略で、プラチナチケット化している現状である。


このように1企業が仕切る意味では、プロ野球もある意味では企業スポーツであるとするのはスポーツジャーナリスト:玉木正之さんだ。


MLBでは、ホームグランドとなるスタジアムは自治体が税金で建設し、永久無償貸与し、地域密着度・ファンサービス度が高く、相乗効果を生んでいる。
日本が行政と企業スポーツが絡めないのとは対照的であり、このことは地域密着型のプロスポーツの必要性を物語る事例の一つと言えるのではないか。



次回は、上でみた企業スポーツに対比させ、プロスポーツについて触れていこうと思う。






  

Posted by カワシマン at 18:22Comments(1)TrackBack(2)バスケの普及

2006年07月28日

世界選手権クリニックにブロンコス

bjリーグ・サイトのニュースにバスケ世界選手権の文字を見つけた。



7月29日(土)にさいたま市記念総合体育館で開催されます「2006年FIBAバスケットボール世界選手権開催記念フレッシュミニバスケットボールクリニック」に埼玉ブロンコスのヘッドコーチ、選手が講師として参加致します。


主催:2006年FIBAバスケットボール世界選手権組織委員会


この組織委員会はJABBAの下部組織であるため、少々ビックリした次第・・・


調べてみると埼玉県 総務部 国際スポーツ大会室が、企画したようである。
http://saitama.jabba-net.com/freshclinic05.htm


埼玉県としては地域と密着して活動しているブロンコスを選んだということである。


JABBAとbjの接点が見えてきた、かも、、、

  

2006年07月23日

佐古の目で見たキリンカップ第三戦

前日の敗戦からどれだけ巻き返しができるのか注目の第3戦。

スカパーで佐古賢一選手の解説で生放送だったが、用事があって出掛けたため、本日録画観戦。
佐古選手のコメントを中心に見ていこうと思う。


◆2Q終盤の佐古コメント

<1>山田のインサイドにボールが入ると囲まれるので
   外の空いているところにさばくことで
   ボールの動きを大きくしたい

<2>1対1からの攻めが続くとマズイので
   バランスを取ってからパスを回して
   攻めた方がいい

<3>イランはキャッチングシュートが多い。
   逆にインサイドに入ったボールに
   イランディフェンスが過敏に反応する点を
   意識して選手の間で情報交換して欲しい


◆前半終えてのコメント

 佐古「自分達のミスが邪魔している

  ・これは、1対1にはしらずに自重しろ、の意味でしょう
 
 (ターンオーバー 14-8 のスタッツを見て)
 佐古「引き離すべき時にミスがでている

 佐古「勝負所で重要なのは気持ち
  コートで急にやることを変えろというのは無理
  今までやってきたものを表現することを忘れずに」

  ・代表の自覚を持って、かつ平常心でいけ!
   という意味の応援メッセージだろう


◇ハーフタイムショー
 ばっどバツ丸 と バツ丸ダンサーズ
 これは子連れの観客の多かった越谷でやるべきだった…


◇午前中のクリニックについて
 佐古選手/外山さんが指導
 ・バスケを楽しむこと
 ・一人でも練習できるドリルを紹介した

  とのこと。「ノックダウン」をしている様子を映像紹介
  ※ノックダウンは本館ブログを参照のこと
   

◆3Q
2本連続スリーを決めた川村が今度は、左45度でパスを受けるが撃てず、パスを返すのかと思いきや、ガラッと空いたスペースを見るやドライブインを決める。
ジェリコ監督はガッツポーズと、川村に親指を立てて「Good!」シグナルを送る。
カウントワンスローを撃つ前の川村の表情が 「俺が代表のエースだ!」と言っているように見えた。
このプレーと雰囲気がチームに波を呼んだ。
その後の公輔・古田のブロックを生み、公輔のダンクを演出できた。このブロック時に川村もゴール下に入って果敢にブロックに飛んでいた姿があった。2戦に折茂がよくDFリバウンドに飛んでいた光景といい、シューターが身を呈してプローする姿が回りを活気づけた!


◆3Q残り40秒くらい
網野がドリブルカットされ、相手速攻を追い掛けシュートファウルを取られた。ジェリコ監督もすぐタイムアウトを取り、網野に激しく注意した。
佐古コメントにあった無理に1対1を仕掛けたシチュエーションだが、実際にはもともとトップにマッチアップするハズのディフェンスがさがっていて、到底抜けそうもないところに突っ込み、そのディフェンスの目の前でドリブルを突くという初歩的なミスだった、、、

前半残り1:12の節政のパスミスもそうだった(東芝の試合でも一本くらいやらかすのだが)、日本選手は全体を見渡す視野が狭いのと、パスが弱い。不用意なバウンズパスなどがいくつか見られた。


◆4Q
 残り5分 佐古コメント
 「中にボールが入っても竹内なんか攻める気がない。
  これを見てイランのディフェンスが外に出てしまう」

  ・攻め気の無さは第2戦のレポートに書かせてもらったが
   それに比べれば攻め気はあると思っていたが、
   佐古の目にはまだそれが無いと映るのだと知った。
   第2戦に比べてパスが回るようになったので、いいかと
   思ったが、基本的な部分は変わってはいないのだ。
   2Q途中の佐古コメントにあった
   「普段の力しか出せない」が物語るのは
   ハビットスポーツの辛いところだ。


◆試合終了
佐古「心がけ次第で変わることを選手がわかって欲しい

佐古「20のターンオーバーは多すぎる。10くらいに抑えればもっと点差がついた試合だったハズ」

ジェリコ「広島で奇跡を起こす!」


試合後のインタビューで五十嵐がこう答えていたようだ。『ここではいつもフォーメーションを組んで、速攻をださずに』
http://www.s-move.jp/basketballwc2006/item_11544.html
この消極的な感覚を無くさない限り、使ってもらえないし、第2戦のようなゲームになってしまうということを百戦錬磨の佐古が指摘していた訳だが、残りの日数でこのギャップが埋まるのだろうか。
柏木はファイティングスピリットを前面に出して、いいプレーを繰り出した。
網野/折茂がポイントゲッターとして定着しそうだし、公輔が安定感を見せた。
公輔はイラン13番の10リバウンドを抜く12リバウンドというのは頼もしい。
ボーダーラインにある山田は持ち味を十分発揮した。2戦で代わりに使われた伊藤もいいものを出せた。攻め気を増し、ミスを無くすことがロスター入りのポイントだろう。
プレイングタイムを貰えなかった、伊藤/譲次と、モモカンを食らって交代した柏木が気になる。

さぁ次は、キリンインターナショナルだ!  

Posted by カワシマン at 17:09Comments(0)TrackBack(1)キリンカップ

2006年07月22日

キリンカップ in 越谷総合体育館

ようやく日本代表チームを生観戦だ。

5時半開場直後に到着し、長蛇の列。駐車場に入れる前に同行者を車から降ろし列に並んでもらったので、すんなり入れる。

各販売ブースが烏合の衆と化していたため、長身を活かし上から商品を覗き込みザッとチェックしながらアリーナに入場。自由席なので、なにはともあれベストポジションの確保が優先だ。
日本ベンチに一番近い所を選び、最前列だと選手が邪魔で見えないので、6〜7段目に陣取った。

予定より大きく遅れて到着したため、フリースローのエントリーはあきらめ、日本代表デカユニフォームに、応援メッセージを書きに行った。遠くから「どうもありがとうございました、これでメッセージの書き込みは終了しま〜す!」の声にダッシュ!
ユニフォームは畳み掛けられていた。「え〜っ!」というのに反応して頂き、「じゃ、ちょっとだけ」とペンを渡してもらい、右裾に「bestをつくせ! kawashiman.」と書き終えると、『あ、日刊スポーツにメッセージ書いてましたよね?」と声を掛けられる。「ハイ!」「みましたヨ」とやりとりの後に、ユニフォームは畳まれていった。

 ◇日刊スポーツ:バスケット世界選手権「日本代表応援メッセージ」
  http://www.nikkansports.com/sports/basket/japan/top-japan.html

1時間前ながら、ず〜っとシューティングを続ける代表チームを見ながらも、年長グループと中堅グループにスッパリ分かれている所に違和感(?)を感じた・・・

一端全選手が控え室にさがり、正式に選手入場し、アップ開始。と同時に、正式なベンチの後ろに用意されたスタッフ用のベンチの列に大西/朝山/山田が座る。第一戦では山田の代わりに佐藤が選手登録から外れていた。朝山のアグレッシブなプレーを見たかったなぁ、、、と背中を眺める。
当日書き込まれたデカユニ

さて、国歌斉唱を済ませ、いよいよゲーム!

1Q>
スタートが節政/川村/桜井/公輔/伊藤だ。

早々にセツがトップからツーを決める、幸先がいい。
小気味良く、川村がスリーを2本狙うも入らず、会場にため息、、、

終わり間際に柏木がパスフェイクを入れてのドライブインを決める。
チーム全般にパスする相手を探す様子が多く見られた中で、一瞬の隙を突いたナイスプレー!

ここまでの感想として、イランの超幅広の体格をしたビッグマンがおしなべてゴール下のポジション取りが早く、フリーになった瞬間にパスがそこに通り得点というケースが続いた。
また、この体格で明示的なスクリーンを仕掛けるのだが、本当に壁があるように見える。日本のガード陣は相手ガードのペネトレイトに付いていきながらも、この壁をうまくかわしていくのは凄いフットワークだ。
しかし、イランのガードはジャンプシュートに飛んでからのパスさばきを多用し、それはドライブインに突っ込んでからも同様にジャンプしてミラクルかつ確実なパスを切る。
こういったプレーに対して体の大きなビッグマンが合わせるクイックな動きが染みついているので、面白いように得点していた。

2Q>
残り5分頃に網野からゴール横の古田へアリウープパスかというプレーがあった。キャッチするのでやっとだったが、すぐに折茂が左側から合わせてカットインしゴール。

残り2分半で譲次のナイスリバウンドから、バランスを崩して前を行く柏木へセンターラインにワンバウンドするパスが通り、折茂レィアップ!
折茂は本当に左からのカットインが好きだ。この得点シーンで柏木に2つ目のアシストが付くが譲次のパスがナイスプレーだ。この試合唯一の「速攻」らしい展開だった。

そして、残り1:28。大声援の中、五十嵐がコートイン。
なるほど、3000(?)のキャパをほぼ満席にした観衆が望んだものはこの時なのかと改めて確認できた。まさに第一戦のレポートで読んだ通りだ。

3Q>
クォーターの繋ぎは、前のクォーターの5人が中心にスタートする方式で流れを変えない選手起用だ。スタートは五十嵐/折茂/公輔/古田だ。

開始2分位してトレーナーに川村がボールを要求。ボールを手に馴染ませるためのシューターの工夫だが、残り2分までコートに入れず。

残り6:34で初めてコートに入った佐藤が、3:23に、スクリーン後にハイポスト位置でパスを受け、すぐにパスフェィクからのドライブインし、カウントワンスロー。
シュートをする最後の瞬間まで力強く、いいプレーだった。

残り2:27に、五十嵐がルーズボールを追った瞬間に笛が鳴る。心配そうに審判の方を振り返った顔が、この試合の笛レベルを物語った。考えられないシチュエーションで日本ファウルの笛が多かったからだ。選手やジェリコの態度を見ると、1戦目とは違う吹き方なのだろう。
この時は敵ファウルで五十嵐はフリースローを2本気持ちよく決めた。そして直後の残り2:13に最大の見せ場を作った。五十嵐のスティールから、網野へパスを決めダンク炸裂! 
42-49と点差7に縮め、反撃開始のノロシだ!!

ところが、この後5連続得点を許してクォーターを終える訳だが、特に目立ったバッドな面の象徴的なプレーがあった。残り1分位に、ついさっきいいプレーをした佐藤が同じシチュエーションで、トップ側に体も視線も向けてパス相手を探した。まったくゴールを狙う姿勢を見せなかった。
「ボール回し」の仕方としてピックアンドロールから、PFかCのスクリーナーがそのままハイポストに上がりパスを受けて、45度のガードかローポストへのパスを狙うパターンを多用していた。
形にこだわり過ぎて、佐藤のようなプレーをしては、敵に「このタイミングでシュートはない」と教えているように感じた。これは一番良くない結果だ。マッチアップがきつく、撃てるチャンスが少ない中でも「狙う」ことで、かわす可能性を見いだすことができるのに、チャンスを捨ててしまっては得点する可能性はどんどん減っていく。

手元のメモでは2Qが終わる前に、このシチュエーションについて「ダブルチームされハイポストからパスが出せない」とある。2次展開としてのバリエーションがないので、ディフェンスもセオリー通りに潰しにきているだけなのだが、いかんせんデカイ!タイトじゃなくても、二方をデカイのに囲まれることで視野がゼロになってしまっているようにさえ見えた。

4Q>
スタートから五十嵐が入っていたが、審判と噛み合ない。ターンオーバーそしてファウルと空回り、1分で柏木に交代。
直後に柏木は川村のスリーを演出し、さらに2連続スティールで盛り上がるが、点数はその前の45-57に自身のフリースロー1本を加えただけに終わる。
こうなると会場全体が落胆の色を隠せなくなってくる・・・

点数がそのまま動かないまま残り6:48に川村に代えて五十嵐投入!全てを彼に任せるぞといった雰囲気がでて、会場もかたずを飲む。
この時、他のメンバーは柏木/網野/公輔/古田。しかし、この後46-57から残り3:17に五十嵐がコートを出るまでに53-60と詰めるも、ここから先は不穏な笛が鳴り続け、会場を後にする人が増え始めた。

残り2:11、桜井のレィアップが決まると同時にディフェンスが吹っ飛ぶ。笛が鳴り、カウント&チャージング(オフェンスファウル)のジェクチャー。この判定に猛口撃したジェリコがテクニカルファウル。
計4本のフリースローときたもんだ。6点差に詰めた状況での珍事(?)はすっかりゲームを興ざめたものにしてしまった。


【総評】
イランは、体格は凄いが、身体能力が抜群な選手もいる訳ではないがために、個人技でゴリゴリ攻めるのではなく、確実にパスを繋いで、チャンスをどんどん広げていくゲームメークをする点では、練習相手としては本当にいい相手だったと思う。

日本は、ミドル/ロング・シュートがまったく入らず、レィアップでの得点に頼る印象。結果的に50%のシュート成功率をもたらし、悪くはなかった。が、イランが55%を記録したことで点差を生んだ。
ボール回しを意識せずに、ゴールを狙う気持ちをもっと強く表して、隙を突くことで、持ち味のアジリティを発揮し、第3戦に臨んで欲しい。

越谷にファンがこれだけ集まったのは、五十嵐らのテレビの露出の成果もあるだろう。
代々木も盛り上がって、気持ちよく本番を迎えて欲しい。  

Posted by カワシマン at 14:04Comments(2)TrackBack(4)キリンカップ

2006年07月18日

バスケットボール界の今後の展開~スポーツの楽しみ方(その三)



前回に続き、スポーツの楽しみ方の3ポイントの最後について考える。


◆3◆ 「ささえる」こととしての「やる」ための場の提供


○バスケットを「やる」ための選択肢

トップクラスの選手が、高校・大学進学時にいくつかスポーツ推薦の可能性がある以外は入学した学校の部活でプレーするくらいしか選択肢はないだろう。

サッカーは、少し進んでいて小学生レベルから「サッカークラブ」という組織があり、クラブ大会がある。勝ち上がると海外へ行くチャンスがあるという仕組みだ。そして、クラブの中にはJリーグ傘下のクラブもあって、ジュニアユースなどを経て、Jリーグへと上がる仕掛けまでができている。


高校・大学を卒業した後は、東大に入るくらいの狭き門だ。最近でこそバスケ専門学校ができて、英語とバスケ留学や技術を教える場ができているが、こちらも定員があるという意味では狭き門と言える。


 ◇ミニバスケット
 ↓
 ◇学校(小中高は部活・大学はサークルや同好会など)
 ↓
 ◇専門学校/クラブチーム/企業(実業団、日本リーグ、JBL)/プロ



それゆえに、バスケットを「やる」場を提供する工夫が「ささえる」力となってきている。ただし、ほとんどが有料になっているという意味では「ささえる」側も投資をしていたり、それ以外の関連事業において利益を得ていないがために都度の運営協力人件費(実際は交通費だけだったり…)に回すために都度の徴収となっている。致し方ない情勢ではあるが、気ままに誰でも参加できる環境にまではなっていないのが現状である。


 ◆公園・校庭
 ◆公営体育館
 ◆コート貸し 
 ◆フリー参加可能な各種大会 
 ◆クリニック・スクール 
 ◆スポーツクラブ
 ◆トライアウト
 


○スポーツを楽しむスタイルの在り方



ヨーロッパのスポーツクラブは、中学校の学区に一つくらいづつ存在し、全ての参加者がプレーできるようにチームの人数、チームの数を調整し、試合では皆がプレーする環境を常に与えられ、個々がプレーした感想を言い合う反省会の場・時間をまた「楽しむ」そうです。


日本にこんな場はあるでしょうか?勝った、負けた、だけに一喜一憂し、本来分析すべき戦術的な因果関係を酒の肴にしているでしょうか?「まぁまぁ、それはまたコートの上で・・・」と話をさえぎったりしてないでしょうか?


ドイツ:ブンデスリーガなどの有名チームも、サッカー以外にバレー、ハンドボール、ホッケー、テニス、バスケといった競技を楽しめるスポーツクラブとして地域住民が月3000円程度で、全てのクラブ施設を使い、スポーツを楽しむ環境が提供されているのだそうです。


プレーを体験したことで技術的・人間的な成長するためにクラブハウスで情報交換をすることを楽しむためにスポーツクラブに入り、子供からおじいちゃんになるまでそこを拠点とし、拠り所としているのがヨーロッパタイプのスポーツクラブなのです。


こういった状況を知り、スポーツを「やる」とは練習・試合・宴会・議論・成長が過程であり、それらをトータルでどれだけ楽しめたか結果ではないだろうかと考えるようになった。そしてさらに技術レベルや試合結果は関係無く、スポーツを通して自分の成長に自分が気付き自分が喜びを得られるから楽しいと感じられる『場』が必要じゃないかと考えている。

ちなみに、成長には個人差があり、皆一緒という「体育」的な画一性は必要ない。それぞれの成長を尊重することで個別の楽しみ方が生まれるということを大切にしたい。


わたし自身、中学まで野球をやっていた。そして、部活は辞めたけど、野球を「やる」ことや「みる」ことは今でも好きだ。部活を辞めるとそのスポーツ競技との接点あるいはそのスポーツを「やる」ことが限りなくゼロになってしまう。
スポーツを愛するものにとってこの構図は、文化的に遅れていると感じるし、あまりにも情けない、嘆かわしい・・・そして、変えたい!と強く願うのである。



○総合型地域スポーツクラブを進める計画


長くスポーツを「やる」場として、総合型地域スポーツクラブを創ることが、成長を「ささえる」ことに適しているとわかった。実は国が、この動きを推奨する「スポーツ振興基本計画」を2000年9月に当時の文部省が発表している。

参考:
 
スポーツ振興基本計画の在り方について - 豊かなスポーツ環境を目指して -(保健体育審議会  答申)


次回は、総合型地域スポーツクラブの具体的な導入策を念頭に、アマチュアリズムとプロフェッショナルの比較とは別の観点で、「企業スポーツ」と「プロスポーツ」の比較をしておきたい。

  

Posted by カワシマン at 10:05Comments(0)TrackBack(14)バスケの普及

2006年07月18日

バスケットボール界の今後の展開~スポーツの楽しみ方(その二)


前回スポーツの楽しみ方を分類した中から、3つのポイントに絞って詳細を見ていく。


 <1>現地会場で観戦
 <2>試合結果
 <3>「やる」ための場の提供


◆1◆ 現地会場で観戦


単なる先輩の追っかけだった女の子5人組が「ファイト!ファイト!さつ高!」と応援するだけで、会場の同校応援者を巻き込み、コートの中の負傷したキャプテンを勇気付け、残り15秒で3点差まで追い上げるまでの原動力となった。


最後には相手高のチアリーディングから5人組がエールを貰い、最後の試合を終えた先輩キャプテンはチームを引き連れ、5人組が率いる応援席に対し「すばらしい応援ありがとうございました」と礼をした。


応援することで試合に参加できることを知り、そこにチアダンスを「やる」という夢を見つけた『ダンドリ。』の主人公:要(かなめ)。


バスケをやってると聞いて見たドラマだが、単純ながらもスポーツを「ささえる」ことの楽しさを表現したシーンだった。


思い起こすと、こういう応援をしてもらった覚えがない・・・。


日本の場合は、体育館に観覧席が無いに等しく、「みる」スペースが提供されていないのである。
また、部活は個人の参加活動であり、学校を代表していると学校側に認められるのは、県大会以上に勝ち上がった場合のみではないだろうか?
強くて勝つから応援するのだろうか?ましてや全国大会出場となると、授業を中断して強制応援だったりする・・・捉え方によっては応援の意味が違うように思えることも事実である。


『ダンドリ。』の要のように、最後の試合で先輩に錦を飾って欲しいという想いを込めて、現地応援に行くのではないだろうか?例えそれが市内の大会の一回戦でも、だ。


アメリカでは映画でみられるように、地元の高校や大学のスポーツ応援は少なからず応援団が存在しているはずだし、そのためにどんなに小さな学校でも体育施設に応援席が完備しているようだ。
知人やチームや地元を応援する気持ち」と「応援することでスポーツを楽しむ」ということ自体は、文化的な活動である。授業科目のひとつである「体育」の延長として捉えられる日本のスポーツは、残念ながら文化的なものではないと言えそうだ。


応援することで楽しむ、応援してもらうことで力をもらう、そして「みる」ことから「やる」ことに繋げるという影響力については、巨人にいた松井がよく口にし、現場に応援しに来てくれた子供の「みる」チャンスを潰したくないがために連続出場にこだわっていた。
裾野を広げるための地味ではあるが、強い信念であり、プロ意識だと言える。




◆2◆ 試合結果


バスケブログ仲間の日記を覗くとチームのスタンス・方向性を嘆くケースが見受けられる。


思い起こすと勝ちに行くチームを作るのか、バスケを楽しむチームとするのか、大学で体育会ながら自分らの代になった時に議論があった。結果、勝ちに行く派のゴリ押しとなったが、実はギクシャクした関係が卒業後までひきずられた気もする・・・
ちなみにわたしはチームのまとまりなくして始まらないと考え、どちらにも強く賛成しなかった気がする。


そして、中学・高校にみられる勝利至上主義的な顧問の方針に従うのみの部活。行く果てには体罰までいってしまう訳だが、誰のための試合なのだろうか?そんな中で「やる」スポーツを楽しめるのだろうか?はなはだ疑問であるし、卒業を機会にその競技を離れてしまう結果を招いてはいないだろうか。楽しむべきスポーツであるならば、指導者が子供から競技を奪う権利はないのである。


試合には結果は付き物なのはわかるが、前回分類したように「やる」なかにも、
 ・スタメン
 ・ベンチ入り
 ・補欠

という枠で考えると実際に身に染みて次に生かすべき教訓を見つけるのは「スタメン」あるいはベンチの中でも交代してプレーした者だけだ。変な意味ではなく、コートの中で戦うのはバスケであれば5人だけであり、敵との間合いや迫力を感じたり、他人にわからないミスを知る(隠す)のもコートに立つことで得られる貴重な体験なのである。


スポーツを「やる」上では、こういった感覚こそが試合をすることでの経験・成果・結果なのではないだろうか。



スポーツの楽しみ方(その三)へつづく






  

Posted by カワシマン at 10:03Comments(0)TrackBack(0)バスケの普及

2006年07月15日

バスケットボール界の今後の展開~スポーツの楽しみ方

スポーツクラブの必要性を説く前に、一歩引いて「スポーツの楽しみ方」について分析しておこうと思う。

これまで、「みる」「やる」だけで分けてきたが、もう少し掘り下げてみる。

スポーツを「みる」とは『応援すること』であり、
 ・現地会場で観戦
 ・ネットで観戦したり書き込みをしたり
 ・テレビ・ビデオ・DVD観戦
に分けられると思う。

「やる」ことに焦点を当てていくと『環境』がキーワードになる。
「やる」人をとりまく環境として
 ・チーム
 ・指導者
 ・チームメイト
 ・練習
 ・試合
 ・試合結果
が、あげられる。

もう一つは「ささえる」ことだ。
「ささえる」とは、「やる」をサポートする、支援することによって参加しスポーツを楽しむことを意味する。
 ・スポンサー
 ・トレーナー
 ・ドクター
 ・クリニック
 ・専門学校
 ・ベンチ外での応援
 ・チーム運営
 ・「やる」ための場の提供

以上のように分類してみた。※詳細は表にまとめてみた。

リストアップしていて、「やる」人以外も結果が出るまでの『プロセスを愉しむ』ことで応援していることだろうと考えた。


バスケットにおいて、スタート(入り口)はミニバスケットというのが多い。
子供が「やる」ことに始まり、親が子供の練習・試合を見ることで応援し「みる」ようになっていく。
クリニックなどのターゲットがミニバスケットの場合が多いのも、先のつながりを期待してこそだと思う。つまり、お金を出して自チームの試合を応援しに来て欲しいのである。

bjリーグはふれあいの場を作っているので、子供は地元のチームに興味を持ち始めていることと思います。

では、ミニバスケットと学生チームや企業チームの接点はあるでしょうか?
今はかなり薄い。いろんな意味で薄いはずです。
進路という人生設計に関わる領域だとイメージして自分との関連性を小学生自身が認知するのは難しいからです。

いろんな形での愉しみ方がある訳だが、次回は以下3点をポイントに据えて、更に詳しく見ていこうと思う。

 ●現地会場で観戦
 ●試合結果
 ●「やる」ための場の提供  

Posted by カワシマン at 14:09Comments(0)TrackBack(1)バスケの普及

2006年07月10日

バスケットボール界の現状(2)~ファンの創造(その三)



いかに中間層を「みる」バスケに誘い込むかの私案を述べたい。



 ※中間層とは[中学以上の現役プレーヤー]と[バスケ未経験のスポーツ好きな社会人]とする



これまでバスケットあるいはスポーツ観戦に興味のなかった層が口にするのは、



・ルールが難しいから、見てもわからない



といった声も多いようです。実際はいくつかのケースに分けられます。



<1>観たこともないが観なくて済むための口実
<2>実際に見て審判のジェスチャーが理解しづらい
<3>もっと観たいけどルール理解を深めないと楽しめない



我々がバスケットボールに興味の無い人を観戦に引き込むためにターゲットとするのは
、まず最初にあるパターン<1>だ。いわゆるズブの素人層である。



いかに凄いかを口で説明しても伝わりません。例えば
「野球やサッカーみたいに得点が入るのをジッと待つ必要はなくて
1分に1度の割合で得点するシーンを見る度にスカッとするよ」
といったような誘い文句を誰もが持っていなくてはならないでしょう。
専門用語を言えば言う程、逆効果になってしまうのです。





<2>
次に会場に足を運んでもらえたならば、ルールの簡単な解説をしている資料を配布して欲しい。これはリーグ側の仕事だ。事前にネットでダウンロードして入手することも苦ではないが、やはり現場に行って手に入るのがミソだ。
審判のジェスチャーと照らし合わせて見てもらう「マイ・ルールブック」になり、次の試合にも持って来るという応援グッズとして携帯できる形がよいと考える。



<3>
もし、突き詰めてルールの理解を深めたいならば、「ルール理解スクール」をクリニックの代わりに試合前に開いてはどうか?
コートに入ってもらい、審判のジェスチャーと次のプレーへの入り方などを教えてもらうコミュニケーションの場の創出でもある。
選手や審判などからレクチャしてもらえば、真剣に聞いてもらえそうだし、興味の度合いも深まるに違いない。アメリカと違い誰もがバスケットに親しんでいる訳ではないのだから、この位の過保護さは必要だろう。



 □簡単なルールの解説のアィディア
  pg-kさんのブログ【pg-kのbjリーグ観戦記】より
  「まずはこれを覚えよう! 」(2006.06.05)
  
  



バスケ観戦に引き込んだ次は、「みる」バスケの楽しみ方をうまく表現し、伝えることが大切になっていく。



野球観戦が日本に適す訳は武蔵と小次郎しかり、1対1で対峙して闘うことが讃えられてきた点があげられる。K1人気が何故なのかもわかると思うが、その最たるものは国技:相撲だ。民族性としてピッチャーとバッターの対決をじっくり見るのが好きだから、娯楽の一つとして野球が楽しまれてきたのである。



そこで、バスケの1on1の見方を整理し、何がどう凄いのかをビジュアルで示すのはどうだろう!
ステップ/ドリブル/フェイク/シュート】といった分野を区切って解説すべきではないだろうか。



こういったアプローチが民族性に訴え、受け入れてもらう道を切り開くのだ。



「みる」バスケに誘い込むためのツールはこんな感じだ。





そして最後のステップは「やる」バスケの入り口として体験型のコミュニケーションの場を提供したい。
誰でも参加できる「シューティングクリニック」だ!



バスケを「やる」ことでバスケの楽しさを知ってもらうためにも、リングにボールを入れる実体験をしてもらいたい。
サッカーのような豪快さがないバスケットのシュートの魅力が、実はダンクではなく「華麗さ」にあり、芸術性の高さであることをアピールしたい。
シューティング系の競技で唯一撃つ瞬間にパワーではなく、しなやかさを必要とされることを味わって欲しい。その感覚を堪能してもらえればしめたものではないだろうか?





第三弾は、「バスケットボール界の今後の展開」と題し、クラブチームの形態の必要性について迫っていきたい。

  

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2006年07月07日

バスケットボール界の現状(2)~ファンの創造(その二)


◆「みる」バスケへの誘導とは?


前回触れたように、「やる」バスケに興じている層を「みる」バスケに引き込んでいないことが『コアファン層しか集まらないバスケ大会』と評されるのではないでしょうか?
Jリーグやbjリーグのように、お気に入りの選手のジャージを着たり、地元開催の試合にこぞって出掛けるといった風習・文化として根付くまでいっていない気がします。


読売新聞(2006年 3/2)によるアンケートにおいて、プロ野球団への要望で(重複回答OKながら)一番多かったのが「握手会や野球教室などのふれあいの場を増やして欲しい」といった項目が27.9%と目立ちました。
野球教室は子供相手が主です。プロ野球選手は引退してからもアマチュアに教えてはならないというルールが少しづつ緩和されつつある中で、一般ファンからの「教えて欲しい」という潜在ニーズもあるハズです。バスケにおいても同様だと考えられます。


観にきて欲しいと願う側が、「やる」だけの層(ミニバスを含めた現役プレーヤー)を、「みる」層(チケットを買って観戦するファン)に引き込むためには直接のコミュニケーションが大切であり、逆方向に向いてしまった「やる」と「みる」のベクトルの方向を少しでも近づける努力が今まで以上に必要とされるのではないでしょうか。


◇上達指導に特化したクリニックの開始


最近は、岡山さんや、キコユカ・クリニック(参河紀久子さん&原田裕花さん)、JOMOなどなどが中学校やクラブチームなどの個別チームの強化目標のクリニックを始めるようになっており、その効果に期待したい。


またbjリーグ:埼玉ブロンコスは、「やる」バスケをミニバスケットに限定せずに、地元の小学校や中学校の授業の一環としてのバスケットボール指導を行い、バスケットに興味の無い層に対して「やる」バスケを教えながらも、「みる」バスケとしての接点を積極的に作り始めます。
これは初等教育においてポートボールが排除された恩恵の一例であり、バスケットボールにおけるチャンスとも言えます。


◆みるバスケ・カテゴリの見えない高い垣根


サッカーのように日本協会がビーチサッカーやフットサルまで範囲をもっているのに対し、バスケット界では「競技バスケ」と「ストリートバスケット」、あるいは「bjリーグ」と「新しいプロリーグ」などいろんなジャンルが対抗乱立し、ピラミッドの構造にはほど遠いようです。


このことによって、「みる」バスケットファンは分化されているのが現状です。
あっちのリーグ、こっちのリーグ、床の上、コンクリートの上といった区別がされています。
結果的にバスケット界の「みる」バスケ人口が見えづらくなっていて、バスケットは人気が無くマイナーだという一般的な評価を呼ぶ風潮をわざわざバスケット界の中で築き上げているのです。バスケ好き自らが後進の道を閉ざし続けている訳です。
これでいいのでしょうか?


この垣根を取っ払うべく動き出した青木康平選手(東京アパッチ)のSPIRITに是非触れて欲しい!


  青木康平選手のコラム「RETURN TO THE STREETZ
  


新しいプロリーグもスタジアム興行を前提とし、「みる」ことに重点を置いていこうとしていますが、所属チームが変わらずにあたかもリーグ名称変更のようにさえ受け取られかねない興行において「みる」ファン数が増えるとは到底考えづらい。


演歌歌手の大御所:五木ひろしが、ファンとのふれあいを大切にしたことで、オリコン総合シングルチャート(2006年 5/1)にて初登場9位と、21年振りのトップ10入りを果たしたそうです。自分の事務所を立ち上げてから初の快挙とのことで、とても参考になるのではないでしょうか?


 ○最年長記録を更新 五木ひろしのヒットを支えたもの
  


ただし、エンターティメントにおける大スターは握手・サインだけでいいが、バスケットはスポーツ界の大御所ではない。そのことを胸で受け止めた上でbjリーグ、新プロリーグの運営サイドはバスケを【観るスポーツ】として認知してもらえるように観客集めの方法を模索・工夫・実施しなければならないのではないでしょうか。


次回は、観客集めの私案をいくつか提示してみたいと思う。

  

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2006年07月06日

北海道滝川市に米「バスケットボール殿堂館」がやってくる!

「バスケ・ドリーム・ミュージアム in TAKIKAWA」

□期間
 7月21日(金)から30日(日)


バスケットボール発祥の地である米国マサチューセッツ州スプリングフィールド市
にあるネイスミス記念バスケットボール殿堂館所蔵の展示物が、姉妹都市である滝川市に日本初上陸!
 Naismith Memorial Baskettball Hall of Fame 

米国外での展示は始めてとのことで、7日に展示物が決定されるそうです。

 【展示予定】
 ・バスケットボールの歴史紹介
 ・NBAの優勝トロフィー
 ・マイケル・ジョーダンのドリームチーム着用ユニフォーム
 ・NBA30チームの展示
 ・体験コーナー



そしてなんと、ハーレム・グローブ・トロッターズのメンバー3名が
このためだけに来日し、クリニック&エキシビションを行います。

是非、世界バスケの前哨イベントとして足を運びたいものです!


詳細: 7/10以降 http://www.msknet.ne.jp/tiea/bdm/ にてお知らせ


  

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